午後検査の大腸カメラでは、ポリープがあった場合、カメラでポリープを切除することが可能です。切除する場合、内視鏡を通してスネアという輪でポリープをしばり、電気で焼き切ります。

切除による危険性として、出血や、穿孔(腸に穴が開くこと)が挙げられます。このような危険を最小にするため、切除した後の傷は、クリップで縫い閉じます。このクリップは、自然に脱落して、便と一緒に出ます。(ほとんどの場合は気付かないうちに出ます)

小さいポリープは日帰りでの切除が可能ですが、切除したポリープが大きかったり数が多かったりした時は1泊入院して頂く場合があります。入院の場合、翌朝に腹痛や血便がないことを確認してから退院して頂きます。10時頃には退院が可能です。

切除したポリープは、顕微鏡で見る検査に提出し、その結果は8日程度で出ます。結果により、次回検査をお勧めする時期が変わったり、場合によっては手術をお勧めしたりする場合があります。

血液をサラサラにする薬を内服している場合は、検査前に休薬が必要なことがあるので、予約時にお伝え下さい。